ギター弦が切れやすい(1弦、2弦)のはどうしてか考えよう!

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ギター弦が切れやすい理由・原因

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「弦がよく切れる」という悩みをもつ方のために・・・


ギターの1弦、2弦(一番細い弦と、その次に細い弦)は大変デリケートに出来ていますよね。クラシックギターに使用するナイロン弦は材質上、比較的断線しにくく出来ていますが、スチール弦(ニッケル・ブロンズ・フォスファーブロンズ等々、アコースティックギター&エレキギターに使用するもの)は、一見丈夫そうですが、ちょっとした拍子に”プチッ(汗)”ということも少なくないはず・・・

ギター弦が切れる原因を考える
ギターは長く使えばどこかが摩耗します。
≪弦が原因?それとも・・・≫

弦には材質の差こそあれ、常にピンと張られていることもあり、50キロ前後のストレスが(ネックに対して)かかっていると考えられています。

それはまた、弦そのものに対しても同じ。緊張している状態プラス、時間の経過と共に弦も手指の皮脂などと合わせて酸化していくものです。そこへ横から力がかかる(弾き続けること)わけですから、色んなトラブルが生じるものです。


≪ギターを大切に扱えば大丈夫≫

しかし、「予防法」もあります。原因や要因が特定できれば対処する方法はありますので、考えられるケースをいくつかリストアップしてみました。
これは中級〜上級者の方にも起こりうることでもあります。ギターは長年使用していくと様々なところに支障が出て来ます。しかし大切にメンテナンスしていくことで予防出来ますヨ。


≪弾き方に原因があるケース≫

弾き方(ストローク・アタックの強さ)


ピックの当たり方(アタックといいます)が強いと弦が切れやすくなります。これはライブなどでも比較的多い現象で、練習時よりも気持ち的に熱くなったり、ノッて演奏するので力が入ってしまうことで起こります。こればかりはしょうがないかも知れませんよね。

ただ、必要以上にピックが深く入ってしまうというのは、演奏内容や指先(爪)などにも影響してきますので、改善を検討することも必要ですね。


≪弦そのものに原因が?≫

弦(廉価・安価・セール品)が原因?

廉価(12セットで2千円ちょっとといったように安いものなど
)は、大量生産ゆえか脆弱(もろく)出来ていることもあります。すべてがそうとは限りませんが、ハズれ弦の率も高いと一般的には考えられています。あくまでも個人的な経験と考えでお話すると、弦は安ければ「安かろう悪かろう」ということもあります。


音質・耐久性両面において、有名メーカーのものを推奨します。

ですので、あまりにも安価な弦は音質や耐久性両面において、オススメはしません。せめて有名メーカーである、マーティンやダダリオ、アーニーボール社製といったところのものを使用した方が良いと言えます。

楽器店(通販サイト含む)における、人気上位の弦。
(太さ・硬さは標準的なタイプのもの)
アコースティック エレキギター クラシック(ナイロン)
Martin マーチン アコースティックギター弦 M-2100 ライト ERNIEBALL アーニーボール エレキギター弦 #2221 レギュラースリンキー フレッシュパック D'Addario ダダリオ クラシックギター弦 プロアルテ EJ45 Silver/Clear/Normal
一口メモ
上記の製品について・・・アコギのこのマーティン弦はエリック・クラプトンも使用しているシリーズの弦です。通常のブロンズ弦より若干煌びやかな音色が特長。

エレキギターのアーニーボール弦、これは世界中の一流ギタリストが使用しているメーカーでもあることで有名(パッケージ裏面にアーティスト名がズラリ記載)

ダダリオのプロアルテは、耐久性が良いと楽器店の店員さんもイチオシのナイロン弦です。



柔らかい弦、細い弦はそれだけ弱い?

また、ミディアムゲージやライトゲージといった”普通の硬さ”の弦はそうでもないのですが、エクストラライトゲージやコンパウントゲージなど”細くて柔らかい・弾きやすい”弦はその分切れやすくなるということもあります。


≪メンテナンスが必要なケース≫

ブリッジ(サドル)に傷はないか

エレキでいうブリッジの部分、アコギ(クラシック含む)でいうサドル(ブリッジ内に含まれる弦を支える部分)に傷があると、そこから弦が切れることもあります。「もしかしたら・・・」と思ったら楽器店で見てもらうということも対処法の一つです。


ナットの方は摩耗していないか

ナットとはヘッド側の弦を支える部分です。これもブリッジ同様、傷があったりフィットしていないと弦が摩耗されて断線する原因にもなりますので気をつけたいところですね。


どこからよく切れるか

”真ん中から”なのか、”ナット側”なのか”ブリッジ側”なのか、ペグの根元なのか・・・これが特定できれば、後は対策を施すだけとなりますよね。


≪弦交換・張り方・チューニング≫

張り方(2〜3巻になっているか)

ゆとりがない状態で巻かれている場合、ペグ(弦巻き部分)の根元部分が常に折曲がった状態から一部にストレスが集中し切れやすくなることもあります。
(1巻きしかない場合など)

一方、2〜3巻のゆとりがある場合はペグの穴から通っている弦に対して、巻いている弦が押さえている状態にもなり、擦れることも少なくなり断線の予防にもなります。

ゆとりを作るためには、ペグの穴に弦を通してそのまま巻くのではなく4センチ程度(詳しくは動画でも述べております)弛ませた状態から巻いていきます。


テンションが強い状態(変則チューニング等)を多用している場合

ナチュラルチューニングに比べ、変則チューニング(通常より音が高い状態になる場合のチューニング)だと更にストレスがかかります。こういった場合、横からの力に対して弱くなります。


弾き終わるたびに弦を緩めているのが原因の場合も(?)

ネックの反りを防ぐために、弾き終わる度に弦を緩めているという方も少なくないと思います。ギターの弦も(スチール弦は特に)いわゆる”針金”のようなものなので、特定の部分が色んな曲がり方をすることで切れやすくなります。

緩める場合は何周も緩めるよりも、ペグ半周程度〜等、検討してみることも必要かも知れませんね(※ネックのケアに関する論議は個人差や考え方の違いなどで、この部分に関しては賛否あるようです)


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